サンキャッチャーの作り方 初出2015年6月10日 更新2022年6月28日
はじめに
ここでいうサンキャッチャーとは、ステンドグラスの技法で作る、水を入れるタイプのサンキャッチャーです。
水を入れて窓側に吊るして、直射日光を当てると虹色のプリズムが楽しめます。

ここではベーシックな三角形のトライアングルの作り方を紹介します。


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※サンキャッチャーの製作にはハンダ付けを行います。
※保護メガネやマスクなどをして火傷や怪我などに注意してください。
※ハンダ付け時に発生するガスなどを吸わないように十分に換気した部屋で作業してください。




もくじ
1.コパー巻

2.マスキング

3.防水処理

4.ピースを接合1

5.内側を洗う

6.ピースを接合2

7.角の処理

8.吊り部品をつける

9.水漏れテスト(30分)

10.洗浄

11.つけ置き

12.水漏れテスト

13.乾かす

14.仕上げ


1.コパー巻もくじに戻る




トライアングルは水をいれる口が削ってあるガラス1枚とそのままの三角形のガラス3枚を使います。

ハンダでガラスをつないでいくのですが、ガラスにはハンダが乗らないため
銅製の薄いテープ(コパーテープ)をガラスの側面に巻いてハンダが乗るようにします。

コパーテープを貼る前にアルコールスプレー等でガラスを脱脂してください。

ガラスの平らな面が内側です。
外側から見た時に内側のコパーテープや後述するシリコンが見えないように、
外側に貼る部分が内側に貼る部分より2mmほど長くなるように中心からずらして貼るとよりきれいです。

適当な長さに切ったコパーテープにガラスの側面を貼り付けたあと、外側と内側にテープが回り込むように貼ります。
端っこ等の重なる部分はプラスチックのヘラ等を使って密着させますが、それ以外は硬い道具を使って密着させると銅が伸びてしまいテープが浮いてくるので指で密着させます。
2.マスキングもくじに戻る




外側は作業中にハンダがガラスにつくと熱で跡がつくので露出しているガラスの全面にマスキングテープを貼ります。
内側は次の工程で水漏れしないようにシリコンを塗る部分を1.5mmほど残して貼ります。
画像は内側の写真です。
3.防水処理もくじに戻る





水が漏れないように内側にシリコンを塗ります。
側面にシリコンが付かないようにマスキングテープを貼っておきます。
内側の1.5mmほど露出しているガラス面とマスキングしていない銅部分をアルコールで脱脂します。
ガラス面と銅部分にシリコンをのせていき、カード状の物で薄くのばします。
側面のマスキングテープをはがして2時間ぐらい自然乾燥させます。
余ったシリコンは冷蔵庫で保存します。
4.ピースを接合1もくじに戻る


3つのピースを接合します。

※ハンダ付けの前にかならず液体フラックスをハンダ付けする部位に塗ります。
※フラックスは小瓶に小分けして使ってください。
※大元のフラックスは冷蔵庫で保存してください。
※余っても再利用しないでください。
※ハンダゴテスタンドのスポンジは真ん中に穴を開けておくと使いやすいです。




水を入れる口を開けた部分を頂点にして三角錐になるように各ピースをバランスよく置きます。






三角錐の状態で辺の中ほどにハンダで仮止めします。




水を入れる口まわりをコーティングするように薄くハンダします。




仮止めできたら、底面以外の3辺をハンダ付けします。
食器洗い用スポンジを使ってハンダ付けする辺が水平になるように置きます。



ハンダゴテでハンダを辺に置いていき、平らになるようにハンダゴテでならします。



ハンダがうまくできたらマスキングテープを貼って汚れないように保護しておきます。
両端は角の処理をするときにハンダするので貼らないでおきます。



3辺すべてをハンダ付けしてマスキングテープを貼ります。

5.内側を洗うもくじに戻る


内側のマスキングテープを剥がします。
内側のガラスにマスキングテープの糊が残ることがあるので指の腹を使って食器用洗剤で洗います。

6.ピースを接合2もくじに戻る


洗い終わった三角錐と1枚のガラスを接合します。

※ハンダ付けの前にかならず液体フラックスをハンダ付けする部位に塗ります。




三角錐を逆さにしてスポンジで固定し、ガラスをで蓋をします。




3辺をハンダで仮止めした後、「4.ピースを接合1」と同じようにハンダ付けしてマスキングテープを貼ります。

7.角の処理もくじに戻る


角に穴があいた状態なので、埋めていきます。

※ハンダ付けの前にかならず液体フラックスをハンダ付けする部位に塗ります。






できるだけ頂点が丸くなるようにハンダをのせていきます。








食器洗い用スポンジで辺が水平になるように置きます。

角から1cmぐらい離れたところにハンダを置いて熱で丸く盛った部分と段差がなくなるようにハンダ付けします。

ハンダゴテは動かさずに熱が伝わるのを待つ感じです。




うまくできたらマスキングテープで保護しておきます。

8.吊り部品をつけるもくじに戻る


水を入れる口の裏側に吊り部分をつけます。

※ハンダ付けの前にかならず液体フラックスをハンダ付けする部位に塗ります。




口の裏側にハンダを盛ります。
ヒートンの丸い部分をペンチで持って、スクリュー部分にハンダを少し塗ります。
ハンダを盛った部分にヒートンをあてがって、上からハンダ付けします。

画像ではマスキングテープを貼ってませんが、吊り部分以外はマスキングテープを貼っておいたほうが無難です。

9.水漏れテスト(30分)もくじに戻る


水漏れしないか30分のテストをします。
すべてのマスキングテープをはずして、ざっと流水で洗います。
内側に洗浄瓶などで水を入れて30分吊るし、水漏れしないか確認します。

食器洗い用洗剤で外側を軽く洗います。
ハンダ部分はそのままでも良いですが、真鍮ブラシで磨いたり、食器用スポンジの硬い部分で磨いても良いと思います。
あまり磨きすぎるとハンダの下の銅が見えてくるので加減してください。
内側に洗剤が入ったりするので、内側も3回ぐらいゆすいでください。

11.つけ置きもくじに戻る
フラックスが残っているとハンダや銅に錆がでるので、水を入れたボウルなどにサンキャッチャーを沈めて半日ほどつけ置き洗します。

12.水漏れテストもくじに戻る
水漏れしないか気が済むまで確認します。

13.乾かすもくじに戻る
ハンダ付けする過程で外側の銅が浮いたりしてそこに水が入ったりしてるので、錆を防ぐために一旦乾かします。

14.仕上げもくじに戻る
外側が乾いたら、プラスチックのヘラ等で浮いたハンダ部分を押して完成です。

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